新藤兼人監督、天皇陛下とともに最後の作品を鑑賞(c)2011「一枚のハガキ」近代映画協会/渡辺商事/プランダス[映画.com ニュース] 新藤兼人監督の第49作「一枚のハガキ」のプレミア試写会が7月13日、東京・有楽町朝日ホールであり、天皇陛下が同作を鑑賞した。本作をもって監督業引退を宣言している新藤監督は、今年99歳を迎え、日本最高齢の映画監督としても知られている。同作は、32歳で召集された新藤監督の実体験をもとに、戦争の愚かさと反戦をうたった人間ドラマ。上映終了後、新藤監督は「『いかがでしたでしょうか』とお尋ねしたら、『ラストシーンで助かりましたね。救いがあるのがいいですね』と仰いました。そして僕は『新しい日本です』とお答えしました」と、天皇陛下からの感想について語った。 試写会には、新藤監督と主演の豊川悦司、大竹しのぶが出席した。客席で天皇陛下とともに並んで、作品を観賞した豊川は「天