NTTドコモが早ければ今秋にも、電子ペーパーを搭載した電子書籍の専用端末を発売することを検討していることが9日わかった。 目に優しいとされる電子ペーパーと、どこでも書籍を購入できる携帯電話の回線を活用する仕組みで、先行するKDDI陣営を追撃する。 スマートフォン(高機能携帯電話)などの液晶画面は常に光を発しているため、長時間利用すると目が疲れると言われる。これに対し、電子ペーパーは通常の本と同様に発光せず、太陽光や電灯の下で読む。ドコモは新端末の画面をスマートフォンより大きくすることで、読みやすさもアピールする考えだ。 ドコモの新端末は携帯電話の回線を利用し、どこでも電子書籍を買える仕組みとなる見込みだ。インターネットに接続しないと本を購入できない端末との差別化を図る。