サンフランシスコ発--雑誌風のレイアウトツールをウェブパブリッシングにもたらそうとしているAdobe Systemsは米国時間5月9日夜、同社の提案するフォーマッティングテクノロジをウェブ開発者がテストできるよう、特別に設計されたブラウザのプロトタイプをリリースした。 「CSS Regions」と呼ばれるこのテクノロジを利用すると、プログラマーはマルチカラムレイアウトを作成したり、テキストを多角形型に配置したり、テキスト表示エリアの中心にオブジェクトを配置したりすることができる。そうしたテクノロジは印刷出版の世界では何年も前から存在しているが、一般的にウェブからは欠落していた。雑誌や新聞がデジタルパブリッシング、とりわけAppleの「iPad」のようなタブレット上でのデジタルパブリッシングへ移行する中で、そうしたテクノロジの不在はますます顕著になってきている。 このフォーマッティング機能が
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