カリフォルニア州で死ぬ権利、安楽死が合法化される宗教的な事情もあって人間の安楽死はなかなかに認められない米国内において、カリフォルニア州の議会は、安楽死や尊厳死をめぐる「死ぬ権利」法案を賛成多数で可決したそうです。この法案は、ブラウン州知事が署名すればすぐに発効されますが、キリスト教の神学校に通っていた同知事は、署名の可否について明らかにしていないそうです。 法案が提出されたきっかけは、昨年１１月、末期の脳腫瘍と診断され、カリフォルニア州から、尊厳死が合法化されている西部オレゴン州に移住したブリタニー・メイナードさん（享年29）の死によるものです。メイナードさんはインターネット上に動画で尊厳死を予告する映像を公開し、実行。全米で大きな反響を呼びました。メイナードさんは生前、ブラウン知事に尊厳死を認めるよう要請したことでも知られています。 The Brittany Maynard Fund 州下院では賛成４３、反対３４で、州上院でも賛成２
