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ブックマーク / yahara.hatenadiary.org (13)

  • カンボジアの人口構成・30年史・日本の貢献 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    カンボジアで印象深かったのは、子どもや若者が多いことだ。カンボジア林野庁長官に、「子どもが多いですね」と申し上げたところ、「わが国の人口の半数は20才以下なのです」という説明があった。人口構成がそこまで偏っているとは予想していなかった。帰国してWikipediaを調べてみたところ、右図の人口ピラミッドが転載されていた(原典:World Population Prospects: The 2004 Revision)。確かにすさまじい偏りだ。この偏りは、20年前まで続いたポルポト政権下での虐殺がいかにすさまじかったかを物語っている。 カンボジアの歴史 によれば、「1975年〜1979年のポル・ポト時代の4年間は、中国の毛沢東主義を奉じた極端な農主義政策が採られたものの、非効率的なやり方は大旱魃をもたらし、出生率が異常に低下する一方、飢餓と虐殺で100万人を超えるともいわれる大量の死者を出し

    カンボジアの人口構成・30年史・日本の貢献 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
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    uunfo 2009/09/29
  • 名古屋観光ホテルからのメッセージ - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    7月23日追記 新幹線車中にて 名古屋観光ホテルには、17日から22日まで、6泊した。23日のチェックアウト時に、女性スタッフから封書を手渡された。開封すると、名古屋観光ホテル防火・防災管理者(総務部部長)からの7月21日付けの書面が入っていた。非常口付近に置かれたテーブル等は、23日朝には撤去されていた。17日夜に撤去をお願いしたのに、ブログに書かれたことがわかるまで改善されなかった点には、不満が残る。しかし、最終的に改善されたことは明記しておく。書面について思うところはあるが、件についてこれ以上書くことは、冷静さを欠くだろう。 謹啓 この度は名古屋観光ホテルをご利用賜りまして、厚く御礼申し上げます。 矢原様のブログをご覧の方からホテルに連絡があり、ブログを拝見させて頂きました。 弊社の防災体制についてご指摘を賜りました点につき、真摯に受け止め非常口付近のイス、テーブル等の備品の配置位

    名古屋観光ホテルからのメッセージ - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
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    uunfo 2009/07/23
    危惧すべきはそっちじゃない→『「反響も大きい事と危惧しております。」』「ブログに書かれたことがわかるまで改善されなかった点には、不満が残る。」
  • 特別入構証問題はひとまず解決 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    羽田空港でメールを受け取り、特別入構証問題はひとまず解決を見た。 社会人大学院生のAさんは遠隔地からの通学という理由で申請を受けつける。 野外調査等で車を使用する生物系学生については、生物学科事務室で学生への貸出用として特別入構証を管理する。 生物学科事務室には庶務係から管理を依頼する。 めでたし、めでたし。関係者のみなさま、ありがとうございました。 他にもさまざまな問題があるとは思うが、忘れることにする。私ひとりですべての問題を解決しようとすれば、身が持たない。 昨夜、事務の方々とは決して争わないように、大学院生に忠告した。方針を決めているのは教員であり、事務の方々はその方針に従うしかないのである。判断をする権限のない人と言い争うことは、百害あって一利なし。 そういうアドバイスを学生に伝える機会になったと、前向きに考えよう。 半蔵門の喫茶Bon-Bonneにて。ここの「にんじんポタージュ

    特別入構証問題はひとまず解決 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
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    uunfo 2009/06/18
    「事務の方々とは決して争わないように、大学院生に忠告した。方針を決めているのは教員であり、事務の方々はその方針に従うしかないのである。判断をする権限のない人と言い争うことは、百害あって一利なし。」
  • 頭花がさらに集合した花 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    メキシコに自生するDyssodia decipiensの花は、一見ふつうのキク科の花(頭花)に見えるが、実は頭花の集合体である。一番右側の小さな「花」には、上下に2つの頭花があり、それぞれ舌状花をつけた2つの小花と管状花のみからなるいくつかの小花から構成されている。以下のサイトにある断面写真を見ると、複数の頭花が集合した「花」の構造がさらによくわかるだろう。 http://jehuite.blogspot.com/2008/12/flores-jugando-muecas-rusas.html Takenakaさん撮影のコリアンダーの花の見事な写真(http://takenaka-akio.cool.ne.jp/img/2009/05/coriandrum.html)を見て、突然この花のことを思い出した。 一度小型化した花が再び集まるという進化は、いろいろな系統で繰り返し起きている。おそら

    頭花がさらに集合した花 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
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    uunfo 2009/05/20
    集合した方が得だろうなあとは思う。コリアンダーの花が面白い。
  • 入試センターテスト:知識を問う「歴史」と考えさせる「地理」 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    今日は入試センターテストの監督をした。監督中は、試験問題を解くのが唯一の楽しみである。 「歴史・地理」の問題で、「世界史・日史」と「地理」の出題傾向が対照的な点が印象に残った。「世界史・日史」の問題は、あいかわらず暗記した知識量を問う問題が多く、問題文を読んでも、ちっとも面白くない。これとは対照的に、「地理」では、地図やグラフ、統計資料をふんだんに使い、データをもとに考えさせる問題が多く、問題文を読むだけでも面白い。たとえば、第3問、問4では、木材の伐採量・輸出量・輸入量を、上位10カ国について円で表示した3つの世界地図を示し、どれが伐採量・輸出量・輸入量かを選ばせている。日に円グラフが表示されている地図は一枚だけなので、この地図が輸入量だということはすぐわかる。この世界地図は、日よりも中国アメリカ合衆国の輸入量が多いことも示していて、興味深い。残る2つのどちらが伐採量・輸出量か

    入試センターテスト:知識を問う「歴史」と考えさせる「地理」 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
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    uunfo 2009/01/18
    前からだよね。
  • ニューヨークの治安 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    昨日は、ニューヨーク市内の道路が予想以上に渋滞していたため、空港にたどり着いた7時すぎには、すでに暗くなっていた。部屋代が高くても、空港敷地内の利便性のよいホテルに泊まる計画だったが、空港入り口のホテルエリアへの表示を見過ごしてしまった。離着陸ゲートから戻る道を探したが、何しろ土地勘がない。ハイウェイに乗ってしまうと、容易にはUターンできないため、ブルックリン地区の南端まで南下してハイウェイを降りた。そこから高速にUターンすれば良かったのだが、出口付近にホテルはないかと探しているうちに、ブルックリン地区を縦断する道路に入ってしまった。Uターンするには右折か左折して、小さな路地に入らなければならないので、結局ブルックリン地区を縦断した。 ブルックリン地区では、白人はまったく見かけない。アフリカ系の市民がもっとも多く、次は西アジア系のようだ。F君は街の雰囲気が荒れていると感じたようだが、私はか

    ニューヨークの治安 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
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    uunfo 2008/10/04
    さすがうちのセンセとは言うことが違う>「日本の治安は悪くなっているように錯覚している人が多いが、日本の治安は最近でもむしろ改善されている」
  • 論文の書き方:結果から結論をどのように導くか? - Y日記

    ※図が表示されない場合には→http://seibutsu.biology.kyushu-u.ac.jp/~yahara/logictree.JPG 論文では通常、複数の結果を記述する。しかし、主要な結論はひとつでなければならない。なぜなら、論文を書く目的は、何らかの主題(テーマ)に答えることであり、そして論文のテーマはひとつだからである。 「ひとつの論文にはひとつのテーマとひとつの結論」・・・これは論文を書くうえでの重要な原則である。この原則を守っていない論文が多いのも事実だが、それらは論理的に練られた論文とはいえない。 では、複数の結果からひとつの結論を導くにはどうすれば良いだろうか。4月以来、預かった原稿を改訂しながら、この問題を徹底して考えてみた。これまでは、自分の経験にもとづいて、いわば一種の職人芸によって、結論を導いていた。しかし、結果から結論を導くという作業は、論理的なプロセ

    論文の書き方:結果から結論をどのように導くか? - Y日記
  • ダークナイト - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    ネタばれなしには書けないので、筋書きを知りたくない人は読まないように。 バットマンシリーズの最新作なのだが、タイトルにバットマンの名はない。このタイトルは、シリーズ中の一作ではなく、独立した作品であることを宣言している。 この作品で描かれているバットマンは、もはや正義のヒーローではない。ギャングと戦っているとはいえ、その手段は暴力的であり、法を犯している。このため、人が特定されれば、犯罪者として警察に逮捕される存在として、描かれている。 さらに驚かされるのは、ジョーカーの設定である。ジョーカーは単なる悪ではない。バットマンが犯罪者を追い詰めれば追い詰めるほど、犯罪者は凶悪化していく。そして登場した究極の悪がジョーカーである。つまり、ジョーカーはバットマンが生み出した存在である。この設定が、合衆国によるテロとの戦いへの暗喩であることは間違いないだろう。 バットマンに追い詰められたギャングた

    ダークナイト - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
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    uunfo 2008/08/05
    これは観たい。
  • イントロダクションの標準構成 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    イントロダクションをどのように構成すれば良いかについて、明快に解説したが見当たらない。私は、次の構成が良いと思う。 起(Opening statement) 承(Subsequent explanation) 背景(Background review) 意義付け(What remains unanswered or unexamined?) 材料の利点(Why you used the materials?) 方法の利点(Why you employed the methods?) 結(Conclusion) 結果の要点(Summary of key findings) 結論(A conclusion) 以前は、意義付けの部分を「転」と表現していた。しかし、「転」と説明すると、論理をひっくりかえしてしまう学生がいるそうだ。O84さんからのこの指摘を受けて、「転」はやめにした。 以前は、「

    イントロダクションの標準構成 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
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    uunfo 2008/07/31
    「転」は「一歩前へ!」みたいな感じかと
  • 論文を書くために読むべき本 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    今日は定例のEnglish seminar. Chiris Woodさんに論文のイントロダクションに書き方について、英語で講義をしてもらった。私も、"How to write the Introduction" というパワーポイントスライドを用意して、Chiris Woodさんの講義をフォローしながら、英語で解説をした。改訂中のT君の原稿をサンプルに使って、結果から結論をどう導くか、先行研究に対する結論の意義をどう導くかの「手順」について、この間に整備した標準的プロトコルを解説した。この「手順」については、もうすこし練り上げたうえで、公表したい。 T君の原稿は非常に良く書けていたので、こうすれば格段に良くなるという改訂例を示すうえで、格好の題材になった。T君の原稿がかかえる最大の問題は、「先行研究に対する結論の意義」がうまく説明できていないことだった。これをうまく説明するという作業は、論文

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    uunfo 2008/07/31
    なんですと!>「私は以前から、「イントロ折り紙」には疑問を感じていた。今回は、その疑問を私なりに解決したつもりでいる。」
  • Familyは単数か複数か? - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    ※以下の記事には誤りがありました。18日の訂正記事:「植物の科名(Family name)は複数形」をご覧ください。 ヤクノヒナホシの論文改稿を終えて、共著者に改訂原稿と「審査員のコメントへの対応」を説明した文書を送った。平日は授業に追われ、結局週末になってしまった。 審査員から、"Thismiaceae is" を "Thismiaceae are" に修正するようにという指摘を受けた。この点に関する私の結論は以下のとおり。 ここでは、Thismiaceaeの個々のメンバーではなく全体を指しているので(つまりThismiaceae がsaprophytic plantsではなくa groupと対応しているので)、単数で扱うのが妥当だと思います。 Thismiaceae is a group comprising five genera. Thismiaceae are saprophyt

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    uunfo 2008/01/23
    常識だと思っていた>科名は複数形。でも実際に論文を読んでいると単数形の動詞で受けているのも多い。nagaというのは某大学総合博物館の...。
  • 植物の科名(Family name)は複数形 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    先日のブログで、"Thismiaceae is"と書いてもいいような主張をしてしまいましたが、nagaさんから国際植物命名規約にも科名の形式についての定義が書かれているというご指摘をいただきました。 第18.1条 科名は名詞として用いられる複数形の形容詞である。 国際植物命名規約に明記されている以上、これに従うべきです。みなさん、科名は複数形で使ってください。 また、「実際に-aceaeとなるその語尾は,性により-us, -a, -umと変化する第一・第二変化形容詞の女性複数形語尾-aeをとっています。」ともご教示いただきました。ラテン語の語尾変化を知っている人にとっては、"Thismiaceae is"という表現には、"Data is"と書かれるような気持ちの悪さがあるわけです(dataはdatumの複数形)。日ごろ格変化を使っていない人間にはピンとこないものがありますが、ラテン語を使う

    植物の科名(Family name)は複数形 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
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    uunfo 2008/01/23
    属名は(ラテン語の)単数名詞。
  • 首をかけた戦い:キリンのオス間闘争の映像 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    明日から、P&Pの研究成果概要(別紙3)とGCOEの拠点組織表の授業が始まる。例年はK助教授の担当だが、昨年私がサバティカルをとり、授業をしなかったので、今年は私が生態学IIも担当する。 Evolutionary Analysisの第9章、Studying Adaptation: Evolutionary Analysis of Form and Functionから講義を開始する予定。 そこで、この教科書を読み始めた。冒頭では、キリンの首の話題が紹介されているので、キリンのオス間闘争の映像を探してみた。いくつか見つかったが、いちばん迫力があるのは、次のサイト。 http://jp.youtube.com/watch?v=C7HCIGFdBt8 激しいとは聞いていたが、予想以上。こんなに激しく首チャンバラをするなら、ときに命を落すという話も理解できる。

    首をかけた戦い:キリンのオス間闘争の映像 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
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