デザインエンジニアリングに始まり、ビジネスデザイン、ブランディング、デジタルプロダクトなど、Takramのプロジェクトは日々領域を拡張し続けています。その流れに呼応するように多種多彩な専門性を具備したメンバーが集まってきています。昨年、加わったCGIデザイナーの小林諒もそのひとり。Takramでは初となるCGI領域のメンバーである小林は、なぜTakramを選び、そしてどのように専門性を拡張していこうとしているのでしょうか。 Photographs by Akira Yamada Text by Asuka Kawanabe “頭の中の光景を3D空間でかたちにすることに興味をもった” ── 初めてビジュアルデザインの道を志したのはいつでしたか? 初めて映像やグラフィック、デザインに触れたのは中学生のときでした。父親のイベント会社の現場についていって、ケーブルを巻いたりLEDに映す映像をつくっ