新しい生活様式はもはや日常へと移行し、それに伴い企業の舵取りも大きく変化している。FASHIONSNAPは経営展望を聞く「トップに聞く 2022」を今年も敢行。第17回はビームスの設楽洋社長。国内のファッション小売市場縮小が懸念されている中、業界の第一線で牽引してきたビームスは今、「店持ち小売」だけではないビジネスを追求している。「新たな種を撒く」――設楽洋社長が見据える“第2創業期”に向けた施策を聞いた。 ■設楽洋 1951年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、1975年に電通に入社。翌1976年に「ビームス」の設立に参加し、原宿に1号店を出店。セレクトショップ、コラボレーションの先鞭をつけた。1982年に株式会社ビームスを設立。1983年に電通を退社後、株式会社ビームスの専務取締役就任。1987年に代表取締役に就任。 「店持ち小売」だけではない企業に―昨年のインタビューでは202