2019年11月にグランドオープンした渋谷パルコの9階で、中高生向けのクリエイティブな学びの集積地「GAKU」がスタートする。様々な分野の第一線を走るそうそうたるクリエイター陣が講師となり、中高生のクリエイティビティを刺激するこの場のディレクターを務めるのが、ファッションデザイナーの山縣良和氏(writtenafterwards)だ。 このGAKUに、CINRA.NETを運営するCINRAが新たにはじめた10代向けのオンラインラーニングサービス「Inspire High」も、オフライン拠点として参画している。筆者はその事業準備のために国内外の教育者へのインタビューリサーチを重ねてきたのだが、中でも最も印象に残った言葉の一つをくれたのが、山縣氏だった。 「誰が、いつ、どのように化けるのかわからない中で、いかに奇跡を信じられるかが肝です」 クリエイティビティやアートは、限られた人のためのもので