以前Less is More.でもお話しいただいた発達科学者の萩原広道氏は、乳幼児期の言語発達に注目しながら、子どもたちには世界がどう見えているのかを研究している。 先月。そんな萩原氏と学生たちとで「大学生を疑似体験するボードゲーム」なるものを開発していることが発表された。発達心理学の研究との関連、そしてどのような思いで作り始めたボードゲームなのか。萩原氏にお話を伺った。 萩原 広道:大阪大学大学院人間科学研究科助教。博士(人間・環境学)。専門は発達心理学、発達認知科学。作業療法士、公認心理師。東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN)協力研究員、特定国立研究開発法人理化学研究所客員研究員。 著書に『〈京大発〉専門分野の越え方』(編著、ナカニシヤ出版)、『子ども理解からはじめる感覚統合遊び』(編著、クリエイツかもがわ)、『人間発達学』(分担執筆、メジカル