2023年11月に開業した麻布台ヒルズは、これまでにない都市開発のあり方を提示している。国際的建築家フレッド・W・クラーク氏、トーマス・ヘザウィック氏らによる設計や広大なマーケットフロア、名だたるラグジュアリーブランドの出店などさまざまな点が注目されているが、その特徴はオフィスや商業など異なる領域を統合し、人と人の交流を活性化させることにあるという。 東京のあちこちで再開発が進み新たな高層ビルが増えていくなかで、これからの都市はどんな価値を提供すべきなのか。麻布台ヒルズプロジェクトを推進してきた森ビル 都市開発本部の大森みどり氏と、全国各地の都市開発に携わってきたパノラマティクス主宰の齋藤精一氏、麻布台ヒルズ内ヒルズハウスのコンセプトワークにも関わったWORKSIGHT編集長の山下正太郎とコンテンツディレクターの若林恵が語った。 interview & photographs by Shu