SNSにおける誹謗中傷から国と国との争いにいたるまで、現代社会はさまざまな分断を抱えている。そんな私たちのまわりで起こっている分断に着目し、大阪大学グローバルイニシアティブ機構招へい研究員の佐久間洋司氏は、内閣府が主導するムーンショット型研究開発事業にて、2050年に人類が調和した社会を実現するために必要な研究開発計画を立てる調査研究プロジェクトを行なった。 デジタル技術の進化は、人々の分断を解消し、世界に調和をもたらすことができるのだろうか。CINRAでは、デジタル技術が発達し、リアルと融けた未来にいる人々を「メタ・サピエンス」と名づけ、その行動原理を探究する記事を「HUMANITY(人類)」と「LIFE(生き方・文化)」、「SOCIETY(社会基盤)」に分類して発信。今回は「LIFE(生き方・文化)」のリーダー・佐久間氏の研究が実現した先にある「調和の世界」を生きるメタ・サピエンスのあ