最近読んだ本で心に引っかかったビジネス本がある。 日経BP社から出版された、リード・ホフマン、クリス・イェ著『BLITZSCALING(ブリッツスケーリング)』 という本である。 前回は、書籍の中にも紹介されていた「Airbnbはブリッツスケーリングで世界の旅行業界の雄となった」というエピソードを起点にしつつ、実は、最近このブリッツスケーリングの手法で突き進んできたスタートアップが死屍累々となっているということをレポートしたニューヨークタイムスに掲載された『ウーバー、エアビーも値上げ。「格安エコノミー」の終わり』をご紹介した。 後編では、ブリッツスケーリングに「合う」「合わない」のものさしはどこにあるのか、そしてそれをちゃんと考える(社会的な側面から)必要があるとなぜ考えているのかについてお話したいと思う。 ブリッツスケーリングに「合う」「合わない」を考える 前編では、この様に テックスタ