ポスト資本主義を掲げ、地方をベースにさまざまな取り組みを行っているNext Commons Labの林篤志氏。山古志村ではNFTを活用して誰もが「デジタル村民」になれるプロジェクトを実施し、大きな話題を呼んだ。 林氏が考える現代社会システムの問題とは何なのか。そこに対して、進化を続けるAIはどう貢献できるのか。「テクノロジーとビジネスを、つなぐ」をミッションに掲げ、オーダーメイドでカスタムAIを開発するLaboro.AIの椎橋徹夫CEOと林氏による異色の対談が実現した。 “複雑なものを複雑なまま扱えない”ことが現代社会の課題 椎橋:林さんはポスト資本主義を具現化するための社会OSとして「Next Commons Lab」を設立され、地方をベースとして自治体や企業と協業しながら活動を続けておられます。まずは、そんな林さんの視点から、現代社会が抱える課題について伺いたいです。 林篤志(はやし・