20世紀最後を飾る「19歳の天才少年」降臨! これは現実に根ざした幻覚だから。夢は必ず醒めるんですよね。それに、空想100%が本当に幸せだったら、それでもいいけど、でも、誰かしら接触したくてたまんないわけですよ。それで、夢から醒めた後のことも淡々と書きたかったのかもしれない アパシー、自己嫌悪、恐怖、怒り、哀しみ、後悔、疎外感、痛み、不安、歓喜、安堵――ありとあらゆるエモーションの坩堝が、見たこともない極彩色と見たこともない不思議な輪郭と見たこともない音と共に、どしゃぶりの雨のように降り注ぐ。 19歳のありきたりの天才少年=七尾旅人が体験した「幻想と現実の地獄巡り」の領域を遥かに越え、音楽的奇跡にまで到達した画期的傑作『雨に撃たえば...!disc2』、この命の波動を絶対に受け止めろ! 雨に撃たえば...!disc2/七尾旅人 (1999) 1. 最低なれピンクパンク...! 2. ココロ