エメラルドグリーン、コバルトブルー、マリンブルー、ディープブルー、紺碧、そしてシンプルに“青”……海はさまざまな色で表現されます。 実際の海や、海の写真を見ても、場所によって実に多彩な色をしていますよね。 では海の本当の色は何色なのでしょうか? 今日はそんな海の色をひも解いてみたいと思います。 (採取した海水) 実際に海の水をガラス容器に入れてみましょう。海水そのものは、この写真のように無色透明です。 実は海の色には、太陽の光の色が深く関わっています。 太陽の光は白っぽく見えますが、実際には虹の七色「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」が混ざり合っています。水に入った光はその七色のうち、青色の光が一番よく海の水の中を進んでいき、他の色の光は、海の水に吸収されてしまいます。 海の色は「光の色」というわけですね。 深海には青い光しか入ってこず、水の中では全体に青のフィルターを通して見ているのと同じ感じ