遠心分離機や減圧蒸留器を日本のバーで初めて導入するなど、革新的な取り組みで“ミクソロジスト”という職を日本に定着させた、南雲主于三(なぐも・しゅうぞう)さん。 「The Bar code name Mixology Akasaka」をはじめ、銀座SIX「Mixology Salon」、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー「memento mori」など、話題のバーを多数運営するかたわら、第一線のミクソロジストとして新たなアプローチに挑戦し続けている。 ミクソロジー(*)カクテルは、従来のカクテルを作る際に使うリキュールやフレーバーシロップを使わずに、新鮮なフルーツや野菜、ハーブやスパイスをスピリッツと呼ばれる蒸留酒と組み合わせてつくるカクテルのこと。 嗜好品ともいえる“バー”での体験にこだわり、南雲さんが“混ぜることの追求”を続ける理由とは? (*)ミクソロジーは、ミクソロジー(mixology)