【左】「CanCam」2014年10月号(小学館)【右】「mina」2014年10月号(主婦の友社) (前編はこちら) ■「CanCam」的価値観が支配するコミュニティ 「KERA」などの雑誌を愛読していたファッションマイノリティ女子ですが、大学では肩透かしを食らいます。2005~07年頃は、「めちゃモテ」というキーワードを考案した「CanCam」(小学館)の全盛期。同誌の発行部数は80万部近くまで伸び、看板モデルの「エビちゃん」が社会現象となっていました。ツインニットに“ふわ揺れスカート”、ミュール。キャンパスには、「CanCam」から飛び出てきたような女の子があふれていました。 似たようなところでは、「ViVi」(講談社)や「Popteen」(角川春樹事務所)系のギャルもいたように思います。今でこそ「Popteen」は中学生も読む雑誌ですが、06~07年頃は益若つばさがカリスマ的な人気