2024年2月17日のブックマーク (3件)

  • 正月の二日から: 趣味的偏屈アート雑誌風同人誌

    (正月からこんな暢気なものを書いていていいのか、こんなものしか書くことがないのかと、我ながら不審に思うが、事実これと似たような場面を目撃し、さすがに地震や飛行機事故とは比較しようもないけれど、瞬間的な感覚としてはそれら悲惨なニュースに劣ることのないほどのショックを受けたので、2024年の年初にあたり、自分自身の記録として残しておこうと思う次第。) 正月の二日から営業していると聞いた近所のスーパーマーケットに、なにもそんなに慌てて買う必要があるわけでもない日用品を求めて買い物に来ると、七十は優に超えている老人が店の真ん前に自転車を停めて、その横にしゃがみ込んでいた。不潔というほど酷くはないが、正月とは思えない粗末な身なりだ。いかにも量産店で売っていそうなヨレヨレの薄茶のズボンに、長年着古したであろうベージュのジャンパーを羽織っている。それでも、快晴の光を受けたベージュのジャンパーは、痩せて頬

    v-y-kawaguchi
    v-y-kawaguchi 2024/02/17
    日常生活の一コマ。こんなことを積み重ねて人は明日を生きていく
  • 視聴覚教室って、知ってるかい: 趣味的偏屈アート雑誌風同人誌

    六~七年ほど前になりますが、ある県の郡部で、閉校した中学校の校舎を使った地域おこし活動を手伝うことになりました。 学校が閉じたのは、その前年のこと。かつて六〇〇人近い生徒がいたという、さして古くない立派な校舎は、訪れたときにはモヌケのからでした。閉校時の生徒数は六〇人ほど、周辺の複数中学校を一校に統合し、何校もがいちどに廃校になった、全国でもまれな事例だったそうです。 用途がない校舎は、とり壊すしかないでしょうが、人口流出がつづく町には費用捻出も厳しいようで、資材置場かなにかに使われるかもということでした。そのため、地域在住の年輩のかたから、母校を地域活動の拠点にできないかという声が上がったのです。 人の姿も声もない校舎には、備品はまだあり、図書室のがほぼそのまま並んでいました。上下水道も使えて、料理教室やカフェなどはできそうでした。ただ、校内を行き来しても、懐かしさや惜しむ気持ちはなぜ

    v-y-kawaguchi
    v-y-kawaguchi 2024/02/17
    昨今流行りの過去へのタイムトラベルものドラマで、学校のシーンをとるなら、視聴覚教室って結構昔っぽい雰囲気が出そうですね。
  • 趣味的偏屈アート雑誌風同人誌

    ■「gallery」へ移動すると、そのほかの写真を拡大・前後送り表示できます。 ご覧になりたい場合は、メールをお願いします。 (当面、連絡先をご存じのかたのみに、閲覧リンクをお知らせします) in the shadow of the city - Praha / Prague - (ケ) (c) 趣味的偏屈アート雑誌風同人誌 請不要複製 久しぶりに歌舞伎座へ。前日正午きっかりに一幕見のシートを確保して見に行ったのは『伊勢音頭恋寝刃』(いせおんどこいのねたば)。主人公福岡貢(みつぎ)がかつての主筋万次郎が紛失した名刀青江下坂とその折紙を探し求めるお話で、歌舞伎座では六十年ぶりの通し公演だそうである。 この『伊勢音頭』は歌舞伎・文楽ともに劇場に通い始めた頃に見たことがある演目で、歌舞伎は今の團十郎が海老蔵を襲名するときに梅玉の福岡貢で見た。先代の團十郎は病魔に襲われて早くに亡くなったのだけれど