なるべく毎週火曜日に映画を観て、一週間寝かしてツイキャスで喋る。 その内容をテキスト化する再利用式note、「一週遅れの映画評」。 今回は『犬王』です。 ※※※※※※※※※※※※※ もともと湯浅監督作品が好きなんです、特に『ピンポン』と『DEVILMAN crybaby』が。どっちも激しいアクションシーンで身体が歪む、『ピンポン』だったら対ドラゴン戦でスマッシュした瞬間に「ぐぅん」と腕が伸びたり、『DEVILMAN』なんかはそもそも人間の体から悪魔の体へと変身するところとかに、明確な「歪む身体」が描かれている。 現実とフィクションで同じだけの印象を与えるには? ってのは昔から考えているんですけど、えっとね、これは確か伊集院光が言ってた例えとして、現実の野球でバッターがホームラン性の長打を打ちました、そのままなら観客席に入ってホームランになるところを、外野の選手がフェンスを蹴って、こう三角跳