南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊部隊の日報問題で、防衛省の防衛監察本部は17日、特別防衛監察を開始した。監察対象は、日報の電子データを保管していた陸自を取りまとめる陸上幕僚監部や、統合幕僚監部、内局が中心。稲田朋美防衛相は同日の閣議後記者会見で、監察結果の公表について「できるだけ早くと指示している」と述べた。【町田徳丈】 調査項目は、情報公開請求に対し「廃棄したため不存在」と回答後、一転して日報を開示するまでの事実関係▽文書や電子データの保管や廃棄の適正性▽情報公開法に基づく対応の適正性▽規則違反があった場合の再発防止。データを保管していた陸自端末の記録も調べるとみられる。