会社の忘年会で煮えた鍋の中に頭を押さえ付けられて顔をやけどしたとして、芸能事務所で働いていた男性が、社長に損害賠償を求めて東京地裁に提訴することが分かった。男性と弁護士が22日、東京都内で記者会見して明らかにした。慰謝料などの請求額は今後詰める。男性は傷害容疑で社長を警視庁渋谷署に刑事告訴もすると述べた。 男性側によると、2015年12月20日、東京都渋谷区の鍋料理店で開かれた会社の忘年会で、2回にわたり社長に頭を押さえ付けられ、顔を鍋の中に入れられた。その場には取引先も含め約10人がいた。 男性はやけどを負い、治るまでに1カ月ほどかかったという。