「HD DVDは、確かにDVDの進化した姿かもしれない。しかしわれわれは新しいメディアを求めている。現在、これほどまでに拡大したDVD市場に、新しい価値をもたらす光ディスクをスタンダードとするならば、それは革命的でなければならない。われわれがBDを支持する理由は、それが革命的だからだ」 こう話すのは、ウォルト・ディズニー・スタジオズ(The Walt Disney Studios)で主に技術評価を担当しているベン・カー副社長だ。先日、日本でもホームビデオ製品の販売会社であるブエナ ビスタ ホーム エンターテイメントが、新タイトル発表の場でBlu-ray Discの事業計画を力強く述べたが、ディズニーの次世代光ディスク事業への取り組みは本気だ。 昨年の取材で上席副社長のクリス・キャリー氏(現在は退職し、ディスク複製会社のテクニカラーに在籍)が、BDの容量が必須であると訴えたように、ハリウッド