もちろんイエスである。 ただし、私は、金融市場のほとんどはねずみ講であり、資本主義そのものがねずみ講の部分があると「すべての経済はバブルに通じる」で述べているから、それは何ら驚くことではない。 株式を上昇して売り抜けるというのは、いわばねずみ講的な要素がある。 流動性を高め、同じ本源的価値のものを流動性の分と称して高く売るからだ。 しかし、それを買う側、上場株式を二次市場で、いわば中古として買う投資家たちも、それを転売して儲けようとしている限り、つまり、未来永劫末代まで保有し続けるのでない限り、ねずみ講に参加していることになる。 ビットコインにおけるシニョレッジがないという議論はありうる。発行者はいないからだ。あるいは、すべての人が発行者になりうるからだ。そういう論拠がある。 しかし、少なくとも大きな先行者利益がある。これはシステムそのものに明言されており、使いたい人が増えれば採掘が難しく
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