ゲーム開発会社カプコン(大阪市)が今夏に発売予定のゲームソフト「戦国BASARA3」をめぐり、日本ハンセン病学会が「ハンセン病への誤解や偏見・差別を招くような表現を避けてほしい」との要望書を同社に送ったことが、わかった。ゲームには、ハンセン病だったとの説もある武将のキャラクターが登場し、「すべての人間を不幸に陥れることを目的に天下分け目の戦を起こすため暗躍する」などと同社ホームページで紹介されている。 キャラクターは「大谷吉継」で、全身に巻いた包帯の上に甲冑(かっちゅう)をまとい、巨大な数珠で敵を攻撃する。「己の身のみに降りかかった不幸を許容することができない」などと紹介されている。ハンセン病学会は16日付の要望書で「ゲームは史実通りでなく、遊び的要素も入っている」と認めた上で、「ハンセン病患者や回復者の人権や心情を深く傷つける可能性がある」と指摘している。 カプコンによると、戦国BA