2016 - 07 - 09 自由の槍 一昨日の晩、シャラシャラと鳴る笹に揺られ、沢山の人々の願いが空中に舞った。その中には『結婚出来ますように』『転職出来ますように』『はてブが沢山つきますように』など、様々な願いがあり、それらは酸素と混ざり、真っ赤な炎にすらなれず、ブスブスと鈍い音を立てて静かに土の上に落ちた。 私は建設業で働いている。 建設業といえば、『汚くて』『キモいから』『嫌い』と言われるような3Kであり、ママ友に教えたくない旦那の職業ランキングで常に上位に上がるような底辺の仕事である。 底辺、底辺、底辺と言っていると、なんて事を言うのだ、そんな事ない、とても素敵よ、と何も知らない人々が好き放題言ってくるが、私は当事者である。その渦中でくるくるワルツのリズムに合わせて回りながら発せられた叫びこそが『真実』なのであり、これこそが説得力なのである。 再度言おう、建設業は底辺であると。
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