日立製作所が使用済み核燃料を燃料に使う資源再利用型沸騰水型軽水炉(RBWR)の実用化に向けて動き出した。使用済み核燃料の有害度は天然ウラン鉱石と同程度まで減衰するのに約10万年かかるとされる。だがRBWRが実用化されれば300年程度まで短縮できるという。原子力発電にとっての課題は使用済み核燃料の処理だ。日立は処分場の面積を約4分の1まで減らすことができるとみており、開発の行方に注目が集まる。処分場を4分の1程度まで縮小
高いエネルギーをもったアルファ粒子や中性子がシリコンに衝突することによって、LSIのエラーを惹き起こすことは、1978年のInternational Reliability Physics Symposium(IRPS)におけるIntelの発表以来、業界の常識となっているが、半導体の微細化に伴い、その影響が深刻になって来ている。 コンピュータシステムのエラーに対処する研究成果を発表する学会であるDependable Systems and Networks 2008が、アラスカのアンカレッジで開催され、IBMのメインフレームであるz10の高信頼設計についての発表が行われた。また、ハードウェアレベルのエラー検出やエラー回復機能を装備したIBMのPOWER6プロセサや富士通のSPAR64 Vプロセサに対して、強力な放射線を当てて、設計通りにエラーから回復できるかを検証した結果が報告された。 ア
機械設計に携わるようになってから30年超、3D CADとの付き合いも20年以上になる筆者が、毎回さまざまな切り口で「3D設計の未来」に関する話題をコラム形式で発信する。第13回は、中小製造業における「スマートファクトリー」の実現にフォーカスして、筆者の考えを述べる。
東北大大学院工学研究科は8月8日、片手で持てるサイズに小型化したガスタービンエンジンの開発に成功したと発表した。同じ大きさの燃料電池と比べても出力が大きいといい、ロボットやパーソナル移動機械の電源といった用途向けに実用化を目指す。 開発したエンジンは約10(直径)×15(長さ)センチ。内部には翼車径16ミリの圧縮機と同17ミリのタービンなどを備え、毎分50~60万回で超高速回転する。従来の最小サイズのガスタービンエンジンと比べ、翼車径で5分の1に小型化できた。 開発したのは同科の田中秀治准教授の研究グループ。東北大学はIHIの磯村浩介博士らと共同で、2000年ごろから開発に取り組んできた。 将来、災害現場などでのロボットの活躍が期待されているが、充電が難しい環境下での使用を想定し、汎用燃料での動作が求められている。このため、汎用燃料で高出力が得られる小型ガスタービンエンジンが世界で進められ
エネルギー・ペイバック・タイム(EPT)とは、太陽光発電システム等のエネルギー生産システムの製造から廃棄に至るライフサイクルを通して投入させるエネルギー量(機械や装置の製造から運用に必要なエネルギー)が、システムによって発電されるエネルギーにより回収されるまでの期間を示すものである。 例えば、太陽光発電の製造等に必要な投入エネルギーをBとし、太陽光発電によって、1年間で発電するエネルギーをAとすれば、下式によって求められる。 つまり、製造等に投入するエネルギーを、発電等で回収に要する年数を示す。このEPTの値が小さい程、効率的なエネルギー生産システムであるといえる。 EPT=ライフサイクルを通して投入されるエネルギー/一年間に生産されるエネルギー=B/A(年) (2)太陽光発電におけるEPT 太陽光発電のEPTは、生産規模及び種類(多結晶シリコン、アモルファスシリコン、Cds/C
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く