5G(第5世代移動通信)の規格策定が進む中、Qualcommが5G関連特許のライセンス料を公表した。スマートフォン向けライセンス料をめぐりAppleと泥沼の特許係争が続く同社だが、果たして公開されたライセンス料は、スマートフォンの価格帯に対して妥当なのだろうか。 5G対応スマートフォン向けのライセンス料 3GPPが5G(第5世代移動通信)の標準規格の策定を進める中、EricssonとQualcommがそれぞれ、IP(Intellectual Property)のライセンス料に関する計画を発表した。ワイヤレス技術の研究に幅広く投資して両社は、標準規格の策定にも貢献しているが、最終仕様にどのような特許が盛り込まれるかが明らかになっていない時点でこのような発表をするのは異例のことだ。 既にEricssonは2017年3月に、携帯電話機1台につき5米ドルの5G IPライセンス料を設定する計画を発表
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