運用管理を楽にするためのTipsが満載 ネットワーク構成図は、目的に応じて複数の種類に分かれる。スイッチやルータなどの物理的な接続を表した物理構成図、ネットワークを論理的な接続で表した論理構成図、工事用の配線敷設図などだ。今回は、なぜ数種類のネットワーク構成図が必要なのか、物理構成図と論理構成図にはそれぞれ何を記述するべきなのかを解説する。 (2008/07/21) 宇野俊夫 印刷用ページ 物理的なつながりと 論理的なつながりとの違いは? ネットワークには、ケーブルやリピータ、スイッチ、ルータ、そしてPCやサーバ、アプライアンスと呼ばれる専用機をはじめ、さまざまな機器が接続される。ごく基本的な構成のネットワークなら、物理的なネットワークの構造と論理的なネットワーク構造は、ほぼ同じだ(図2a)。 しかし、部門ごとにネットワークを分けるためにVLANを使う場合などにはそうはい