複数台のサーバに対して、リクエストを振り分けるロードバランサのベンダーとして知られるF5ネットワークス(以下、F5)。前回は米F5ネットワークス マーケティング上級副社長 ダン・マット氏、同CTOカール D. トリーブス氏の話を元に、仮想化とF5の関係を見てきた。今回は新たに取り組んでいるストレージの仮想化について見ていきたい。 サーバの次はストレージ仮想化に注力 もう1つ同社が力を入れている製品が、ストレージの仮想化を実現する「F5 ARXシリーズ」(以下、ARX)である。これは2007年に買収した米アコピア・ネットワークスの製品をベースにしたもので、異なるベンダーのファイルサーバ・NASを束ね、論理的に1つのファイルサーバとして見せかけることができるアプライアンスだ。 扱えるファイル数に応じて、いくつかのプラットフォームが用意されており、11月に発表された最新の「ARX4000」は4U
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