3月末、GoogleがOracleとのJava APIをめぐる訴訟で敗訴した。3回戦目となる今回の訴訟の論点は、Oracleが保有するJavaの著作権について。具体的にはJava APIの無断利用はフェアユースに該当するかどうかだ。Androidで年間210億ドル(約2兆2500億円)の利益を得るというGoogleに対し、Oracleは損害賠償金として88億ドル(約9500億円)を求めている。 2010年から始まった8年越しのバトル Google敗訴はメディアに大きく報じられたとは言いがたい。なにせ、OracleがGoogleを提訴したのは2010年。この裁判は8年も費やされてきているのだ。それでもこの訴訟は今後のソフトウェア業界にとって示唆するものが大きいし、Androidの成り立ちを知るうえでも役に立つ。 ご存知のように、JavaはSun Microsystemsで開発された技術だ。O