WebKitからフォークされたBlink Googleが、WebKitからフォークしたBlinkをChromeブラウザ向けに開発することを発表した。これは、これまで足並みをそろえてWebKitを共同開発してきたAppleとGoogleが袖を分かつことを意味する。WebKitがモバイルデバイスのデファクトスタンダードになっていること、AppleとGoogleがHTML5の標準化に大きく貢献してきたことを考えれば、今後の標準化に支障が出るのでは、と懸念する声も聞こえてくるのも当然である。 業界全体にこれほど大きな影響力を持つWebKitだが、WebKitの誕生にMicrosoftのインターネット戦略が大きく関わっていたことをご存じだろうか。 Steve Jobsが1996年にAppleに戻って最初にした大きな仕事は、当時のAppleの財政を立て直すための貴重な資金(1億5千万ドル)をMicro
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