市場縮小に歯止めがかからない出版業界にあって、異例の書店が東京・六本木に開業した。映画館や博物館のように入場料を徴収し、「本を選ぶ豊かな時間」を過ごすための様々な付加価値をつけた新たな取り組みだ。雑誌や書籍の売り上げ減少で書店の閉店が相次ぐ中、単に本を売るだけの店舗ではなく体験型の施設として注目を集めている。コーヒーと煎茶が飲み放題うたい文句は「本と出会うための本屋」。青山ブックセンター六本
42歳のベテランGK。日本代表としてW杯に4大会連続出場し、J1リーグでは歴代最多となる631試合のピッチに立ってきた。リーグ制覇を果たした2010年には、GKとして初の年間MVPにも輝いた。 あらためて、経歴を記す必要などないかもしれない。日本を代表する偉大なGK、楢崎正剛。2019年1月8日に、現役引退を発表した。 「なんか、今日いざ発表したら、『辞めたんや』という実感が湧いてきた。だって、ニュースに俺の名前がバンバン出てくるからね」 電話の向こう側で、いつもの関西弁混じりで笑っていた。レジェンドの引退が報道されるのは当然。こんな時でも自分を謙遜するように自虐ネタを発してくるあたりが、彼の性格を表している。 自分は二の次。決して、自らを誇示することはしない。楢崎らしさに溢れていた。 奇しくも、日本代表で長く共に戦ってきた盟友と、同じタイミングでの引退発表となった。 「佑二と話したのは年
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