アイフル・ショックが消費者金融業界の淘汰・再編を加速させた。消費者金融独立系のアイフル(福田吉孝社長)が9月、「事業再生ADR」と呼ばれる私的整理を打ち出したことから淘汰が強まった。アイフルが提示した再生計画案は、約2,000人の人員削減と有人店舗を4分の1に減らすことが柱。アイフルが約2.000億円、クレジットカード子会社のライフが約800億円の債務の返済猶予を金融機関に求めた。結論は12月末に出る。 <アイフル・ショックが直撃> アイフル・ショックが消費者金融業界を襲った。10月、プロミスが突然トップ交代を発表。11月1日付で創業家出身の神内博喜社長が退き、三井住友銀行出身の久保健氏が社長に就いた。 プロミスが三井住友フィナンシャルグループと資本提携に踏み切ったのは2004年。三井住友は現在、20.7%の株式を保有する筆頭株主だ。過払い利息の返還請求額が減らず、兜町では「三井住友とプロ