そして今回、「三菱東京(日本IBM) vs UFJ(日立)」の統合では片寄せ先は日本IBMになり、2007.12までに一本化する見込み。これで日立は四大メガバンクの勘定系システムから完全に脱落する。 UFJにどれだけ張っていたかは、次のとおり。 アウトソーシングの契約金額は10年間2500億円といわれている。受託と同時に日立キャピタルがUFJ銀行の勘定系システムを保有資産の名目で500億円で購入。さらに勘定系システムを開発してきた合弁会社をUFJ日立システムズに改組した。日立がここまで踏み込んだのは「UFJは最後の砦。何が何でも守り抜く」(日立コンピュータ部門元幹部)/選択2005.5より 銀行などのでかいシステムの場合、開発元が提供するシステムは情報サービス請負の形で契約する。つまり、納入するシステムはプログラムやサーバー/メインフレームの集合体という「モノ」ではなく、それらで実現できる