「恥ずべき器官」と呼ばれていた時代から続く、知識の空白「クリトリス×粒子加速器」――先端部の神経に『5本の樹』を世界で初めて発見 / Credit: Lee et al., bioRxiv (2026)1486年の魔女狩り文書『魔女に与える鉄槌』などに代表される言説の中で、クリトリスは「悪魔の乳首」とみなされていきました。 これは魔女を見分ける身体的特徴のひとつとされ、女性の身体の一部が文字通り罪の証拠として扱われていた時代の記録です。 時代は下って1546年、フランスの解剖学者シャルル・エティエンヌは、自著の中でクリトリスを「恥ずべき器官」と記述しています。 ですが1844年になるとドイツ人解剖学者ゲオルク・ルートヴィヒ・コーベルトによって、二股の脚や血管・神経まで含めた、当時として非常に精密な解剖図が描かれます。 ところが1948年、世界で最も権威ある解剖学教科書『グレイ解剖学』の第2

