調査・データクリーク・アンド・リバー(C&R、東京都港区)は23日、大型ドローンを開発するサイトテック(山梨県身延町)と共同で、物流や土木など5つの分野でドローンによる重量物運搬の検証を行った、と発表した。 実証実験で使用した機体は、最大積載重量30キロの「YOROI(よろい)6S1750F」と、最大離陸重量140キロの「KATANA(かたな)12D1750F」の2機種。八ヶ岳連峰の山小屋に最大15キロの物資を届ける実験や、急斜面な山の中腹に最大20キロの林業資材を届ける実験のほか、水難救助訓練で浮き輪やロープ、20キロのブイを投下する実験なども行った。 同社によると、急斜面な山の運搬作業や中山間地の物流に大型ドローンの導入が期待されている一方で、山間部は気候の変化や電波障害などを受けやすく、安全な離発着場所の確保も課題となっているという。今後は実用化に向けた課題の解決や環境の整備に関係機