国会での与党質問のあり方などを巡り、民主党で2日、政府に入らなかった議員が政策について意見交換する場として設けられた「質問研究会」の定期開催案が浮上した。 政府・与党一元化方針への配慮から不定期開催としてきたが、山岡賢次国会対策委員長が同党の衆院常任委員長らとの会合で「議員が(法案採決で)手を挙げるだけでは国民の声に応えられない」と、政府提出法案を同研究会で検討し、委員会審議で提言する考えを打ち出したものだ。 小沢幹事長の進める国会改革は、政府提出法案の早期成立のため、与党の質問を制限する考え方があったが、委員会の定例日ではない「予備日」を活用して質問する案も示され、小沢氏の意向と、政府に入らなかった議員の不満解消を両立させる狙いだ。果たして、首尾やいかに――。