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日本人姉妹の親族として5〜6月に来日した中国人48人が入国直後に大阪市に生活保護を申請した問題で、姉の林愛英さん(79)と妹の珠英さん(78)=ともに同市西区在住=が4日、読売新聞社の取材に通訳を通じて応じ、「私たちには日本人の血が流れている。中国でつらい時代を生き抜いて、やっと来日が認められたのに、入国目的を疑われるのはつらい」と心境を語った。 姉妹によると、母親は福岡出身の日本人。1926年、中国人の夫と中国・福建省に渡り、愛英さんら10人の子どもをもうけた。干し芋で食べつなぐ貧しい生活。戦後は日本敵視の風潮が強まり、一家は迫害を受けた。父親は激しい暴行を受けて衰弱し、死亡。愛英さんは「私も息子たちも『日本人は出て行け』と、よくいじめを受けた。こん棒で殴られ血まみれになったことも」と振り返る。そんな時、母親は「日本人はみんな親切。いつか一緒に日本に帰ろう」と繰り返していたという。 日中
民主党が参院選対策として同党国会議員にマニフェスト(政権公約)への有権者の疑問や批判にどう回答するかをまとめた想定問答集を配布し、その中に「マニフェストは生き物」などと修正を正当化するような表現があることが30日、分かった。参院選マニフェストは、子ども手当やガソリン税の暫定税率廃止を打ち出した昨年夏の衆院選から修正が図られ、批判が寄せられている。議員関係者からも「これでは場当たり的で、有権者に説明できない」との声が上がっている。 想定問答集は「参院選マニフェストQ&A」。関係者によると、公示前日の23日の日付で衆参国会議員に配布された。 民主党の参院選マニフェストへの疑問や批判を自ら61項目想定。このうち「09マニフェスト(衆院選)と参院選のマニフェストの違いは何か」と問われた場合は、「09マニフェストは政権交代を主張する野党のマニフェストで、参院選マニフェストは政権を担当する与党のマニフ
宮崎県の口蹄(こうてい)疫問題で、宮崎市の農場で新たな感染疑いの牛が見つかったのを受け県は5日、対策本部会議を開き、同農場で飼育されている牛16頭すべての殺処分と埋却を同日未明に終えたことを明らかにした。 今回の農場は、6月18日の宮崎市内の発生農場から約800メートルとごく近い。東国原英夫知事は「非常に残念。極めて深刻に受け止めている。感染ルートを徹底して調査し、再度、全庁を挙げて取り組みたい」と述べた。 県は川南町など被害多発地域を対象に、発生農場から半径10キロ圏内でワクチン接種を実施、接種後に全頭を殺処分した。今回の農場は接種対象地域になっていない。宮崎市では移動、搬出制限区域解除は殺処分終了から21日間が経過する27日午前0時となる。 宮崎県では、6月18日に宮崎市の農場で感染疑いが見つかって以降、新たな被害は確認されていなかった。当初、今月16日に予定されていた県全域での終息確
宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、宮崎市内の農家で症状がある牛が見つかり、感染の疑いが強いと確認されたことが4日分かった。292例目で、農家で飼育している十数頭はすべて殺処分する。 県内では宮崎市で先月18日以降の発生がないため、市は発生農家から半径3キロ以内の家畜から血液を採取。清浄性の確認検査を進めていたところ、当初の抗体検査で結果が不鮮明な農家があり、立ち入り調査で症状を確認したという。農林水産省が写真判定した。 県内では先月30日、感染または疑い、ワクチン接種を受けた家畜27万6049頭すべての殺処分と埋却が終了。ウイルスがいないことを確認する清浄性検査を経て、都城市や日向市の移動・搬出制限区域が解除されるなど終息へ向かっていた。 県は、今月16日に県内全域で移動・搬出制限区域の解除を目指してきた。今月1日には「感染が終息に向かっている」と判断し、県内全域に呼び掛けていた非常事
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