新潟県立三条東高校の英語科の男性教諭が授業中、予習をしてこなかったことに腹を立て、生徒に土下座をするよう指示したことの賛否を巡り、17日開かれた県議会総務文教委員会で激しいやりとりがあった。 高校教諭の経験のある自民の金谷国彦委員は「教師との約束を生徒が破ったのが悪い。独房に呼んだわけでもないし、教師は悪くない」と教諭を擁護。高校側の対応については「(生徒に)アンケートを取るような重大な問題なのか」と疑問視した。 これに対し、県教委の石井充高等学校教育課長は「通常正座をすべきところではないところで床に手をついて謝らせたのは、生徒の尊厳を傷つけた」と教諭側の問題点を指摘した。 質疑は、正座そのものの是非にも及び、民主の大渕健委員から「正座をさせて問答をしながら生徒に反省を促すのは否定されないのか」と質問を受け、石井課長は「時には厳しく指導することがあるので、ありえると思う」と答えた。