自民党は6日、園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した無所属の山本太郎参院議員の処分に関し、山崎正昭参院議長が厳重注意した上で皇室行事への出席自粛を求める案を提示する方針を固めた。共に参院の正式なルールに基づく処分ではなく異例。野党も同調する見通しだ。 自民、民主両党の議運委筆頭理事が6日、国会内で会い、自民党側が民主党側に打診。7日午後の参院議院運営委員会理事会で正式に提案する。処分が決定すれば7日中にも山崎議長が山本氏に伝え、8日の参院本会議で報告する。 国会には懲罰として(1)戒告(2)陳謝(3)一定期間の登院停止(4)除名-が国会法で定められているが、これらは「院内の秩序」が対象で、今回の山本氏の行為は「懲罰には当たらない」との指摘もある。このため自民党は賛同を得られるような別の処分を検討した。【山本太郎会見詳報】(4)「田中正造さんが直訴されたということも知っています」