企業で無線LANを導入するためのポイントを全12回にわたって解説していく。第1回は,複雑化が進む無線LANの規格を整理する。無線LANには,IEEE 802.11a,同b,同e,同f,同gなどさまざまな規格がある。これらが具体的に何を意味しているかを説明し,将来的にどのような方向に進むのかを展望する。 製品の低価格化が進み,無線LANが企業でも身近な存在となってきた。しかし,十分な知識がないために導入に踏み切れないでいたり,とりあえず製品を購入したがよく分からないまま利用していたりする読者も多いと思う。そこで本連載では,無線LANの基礎知識から導入のポイントまでを全12回で解説する。第1回は,複雑,多岐にわたる無線LANの規格を整理し,それぞれにどのような機能が定義されているのかを見ていく。 802.11標準を拡張する10個の規格 無線LANの国際標準を最初に作成したのは,IEEE(米国電
世界に散在する無線LANを共有利用しようとするプロジェクト“FON”は,その後どうなったのだろうか。 FONについては,今年初めのエントリーで,次のように紹介した。 うまくいけば,世界中の無線LAN(ホットスポット)の共同利用が実現しそうだ。それも非常に安い料金で。データだけではなくて,Skypeを利用した電話もだ。 昨年11月に起業家Martin Varsavskyが立ち上げた無線サービス会社“FON”が話題の主だ。インターネットアクセスの無線LANルーターに同社のソフトFonをインストールしていけば,ユーザーはあちこちの無線LANを共用できるようになる。無線LANのオーナーは,ソフトウェアFONを無線LANルーターにインストールするか,あるいはFONインストール済みのルーターを使えばよい。ユーザーに無料でサービスを提供することもできるし,また有料プログラムを用いて課金することもできる。
CONTACT US computernews.com 2023 著作権. 不許複製 プライバシーポリシー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く