決済企業大手の「Visa」が1月13日、フィンテック分野のスタートアップ「Plaid」を53億ドル(約5830億円)で買収すると発表した。Plaidは、VenmoやSquare Cashなどの決済アプリを利用者の銀行口座とセキュアにつなぐインフラを提供している。 サンフランシスコ本拠のPlaidは創業8年で、1年前の資金調達の際の企業価値は26億5000万ドルとされていた。2019年に同社は顧客企業数を2600社に倍増させ、英国やスペイン、フランス、アイルランドなどに事業を拡大した。 時価総額が4200億ドルのVisaの昨年の売上は230億ドルだったが、Plaidを買収するのは短期的な売上拡大を狙ってのことではない。関係筋によると、Plaidの2019年の売上は1億ドルから2億ドル程度だったという。 仮に直近のPlaidの売上が1億5000万ドルだった場合、Visaは年間売上の35倍という
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