建物の建築確認や耐震診断などをする財団法人「さいたま住宅検査センター」(さいたま市)理事長が約4400万円の年間報酬を受けていた問題で、埼玉県は20日、広田頌二理事長(63)に減額を指導した。広田理事長は「公益法人として不適正だった」と認めた。取材に対し、08年度分の報酬全額をセンターに返納することを明らかにした。 県は広田理事長に文書で指導した。文書は「知事や民間企業の社長の報酬と比べて極めて高く不適切」と指摘。報酬額について「理事長決裁で決めている」として、内規で金額を明示するよう求めた。約1400万円の高級車も購入しており、「公用車としてふさわしくない」とし、改善策を文書で提出させる。
「報酬高過ぎ」と改善指導へ=公益法人理事長4400万円−埼玉県 「報酬高過ぎ」と改善指導へ=公益法人理事長4400万円−埼玉県 住宅の建築確認や検査を行う財団法人さいたま住宅検査センター(さいたま市)の理事長の報酬が2008年度、約4400万円に上り、設立を許可した埼玉県が近く、減額するよう改善指導を行う方針であることが18日、分かった。 県住宅課は「公益法人としては報酬が高過ぎる」としている。 同課によると、理事長の報酬は06年度は約1700万円だったが、業績の伸びとともに高額化。07年度は約2800万円、08年度は役員報酬約2600万円と業績貢献手当1800万円の計約4400万円だった。 常務理事の報酬も08年度、同手当を含め約2600万円だったという。 上田清司埼玉県知事の07年の所得は1922万円だった。 同課によると、理事長は同規模の民間企業と比較し報酬を決めていると
耐震強度偽装事件の発覚から17日で丸3年。事件後、強度不足から退去を迫られた分譲マンション12棟のすべてで再建の見通しはついたが、住民は不況の中で二重ローンが現実となるなど、新たな不安との闘いも始まっている。 「ようやく落ち着けるが、うれしさ半分、不安も半分」 今月末に建て替えが完了する「グランドステージ(GS)千歳烏山」(東京都世田谷区)の会社員西川智さん(38)は複雑な心境だ。 約3800万円のローンを背負い、入居2年余で偽装が発覚。国などの補助を受けても、建て替えで新たに約2000万円のローンが加わり、毎月の返済額は15万円から23万円余りに跳ね上がる。小学2年と保育園児の息子が2人。妻(33)は「子供の人生を狂わせるわけにはいかない」と、パートを始めた。 10月末、ようやく解体工事が始まった「GS藤沢」(神奈川県藤沢市)。間もなく定年を迎える会社員男性(59)は「ローンを払い続けら
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く