国土交通省住宅局建築指導課の言い分 Q 今回の処分はどのように決まったか。また、不適切な構造計算書だったとする根拠は? A 法律に則って今回の処分を下した。不整合が判明した57物件のうち20件の構造計算書が、いわゆる差し替えにより一貫性がなく再現性がなかったのが理由だ。 Q 構造計算書を再計算して検証したと聞いているが、ソフトのバージョンなどで結果が異なるのではないか。 A 当然、誤差は生じるが、それでも数%程度が普通。仲盛氏の場合、再検証の結果出た数値が大きく違った構造計算があったことが問題だ。 Q それは本当に仲盛氏自身が計算した構造書か。たとえば、「偽装あり」「構造耐力不足」と判断された1物件について、仲盛氏は「福岡市が違うバージョンのソフトで計算したもの」と主張しているが。 A 検証した構造計算書はすべて仲盛氏本人のもので間違いない。 Q 構造計算書が不適切だったということだが、こ
6月19日、国土交通省はサムシング元代表の仲盛昭二氏に一通の通知を送付した。そこには「改正前の建築士法第10条第1項の規定に基づき、免許を取り消す」と記されていた。2005年11月に起こった姉歯秀次被告による構造計算書偽装問題の余波を受け、「第2の姉歯」と揶揄された仲盛氏が2年間もの裁判を余儀なくされたこの問題について、仲盛氏と国土交通省それぞれの言い分を掲載する。 仲盛昭二氏の言い分 Q:今回の措置についてどう思うか。 A:ひとつはっきり言えるのは、免許を取り消されるような理由はないということだ。 Q:このまま処分を受け入れるのか。 A:到底受け入れられない。文書に「処分に不服があるときは取り消しの訴えを提起できる」とあるから、その通りにするしかないだろう。私自身、「一級建築士」という資格に未練があるわけではない。しかし、ここで私が処分を甘んじて受け入れれば、住民の方や建築業界に与える影
耐震強度を偽装したと福岡市などから指摘されていた福岡県太宰府市の設計会社サムシング(02年廃業)をめぐり、国土交通省は23日までに、同社の仲盛昭二社長の1級建築士の免許を取り消した。処分は19日付。同社が手がけた物件のうち、少なくとも20件で構造計算書の作成が不適切だったと認定した。 姉歯秀次元1級建築士による耐震偽装事件に絡み、木村建設が施工した物件を調べる中でサムシングが浮上していた。 今回の処分で、一連の耐震偽装事件に絡んで疑惑が持たれた構造計算書を手がける建築士への調査と処分はおおむね終結した。 国交省によると、サムシングは1万件以上の構造計算を受注しており、このうち622物件を抽出して、設計に不審な点がないか同省などが調査を進めていた。その結果、57物件の構造計算書に不備が見つかり、福岡県と佐賀県のマンションなど計20件で構造計算の入力データと出力データが異なる「差し替え」
福岡の建築士、免許取り消し=耐震偽装に絡む処分ほぼ終える−国交省 福岡の建築士、免許取り消し=耐震偽装に絡む処分ほぼ終える−国交省 耐震偽装事件に絡み、構造計算書の不適切な取り扱いがないかを調査してきた国土交通省は23日までに、木村建設(熊本県八代市、破産)が施工した物件の設計を行っていた福岡県太宰府市の設計会社「サムシング」(廃業)の仲盛昭二元社長を免許取り消し処分にした。 処分は19日付。国交省はこれで、同事件に絡む1級建築士への調査と処分をほぼ終えた。 同省によると、仲盛元社長が作成した57物件の構造設計書で不審な部分が見つかり、同元社長は偽装などを否定したが、うち福岡県や佐賀県のマンションなど20物件で、構造計算の内容を操作した形跡が確認された。(2009/06/23-15:22) 関連ニュース 【アクセスランキング】今、1番の注目記事と写真は 【時事ドットコム動画】最新の話
【対象事業者一覧】 ○建設業者(行政処分) ○建設業者(指名停止) ○測量業者 ○建設コンサルタント ○地質調査業者 ○補償コンサルタント ○宅地建物取引業者 ○マンション管理業者 ○不動産鑑定士 ○登録住宅性能評価機関 ○指定確認検査機関 ○建築基準適合判定資格者 ○一級建築士 ○鉄道事業者 ○バス事業者 ○タクシー事業者 ○トラック事業者 ○自動車整備事業者 ○自動車製作者等【道路運送車両法関係】 ○船舶運航事業者 ○航空運送事業者 【過去の記者発表】 ○平成19年4月18日 「消費者による選択・監視〜ネガティブ情報の公開〜」について ○平成19年9月28日 国土交通省ネガティブ情報等検索サイトが10月1日にオープンします 【リンク先】 国土交通省HOME 国土交通省関連リンク集 【問い合わせ先】 国土交通省大臣官房広報課 〒
国土交通省と静岡県は14日、戸建て住宅最大手の積水ハウス(大阪市)の浜松支店が、着工前に建築計画を事前審査する建築確認の手続きが済んだように書類を偽造したなどとして、建築士3人に対し、免許取り消しや業務停止の懲戒処分をしたと発表した。同社は、昨年12月にも建築確認を受けずにアパートを建て、建築士2人が処分を受けている。 一連の偽造について、静岡県警は9日に元社員の五十住肇容疑者(50)=懲戒解雇=を有印公文書偽造・同行使容疑で逮捕した。五十住容疑者は戸建てやアパート計10棟について17通の書類を偽造し、このうち3棟は建築確認を受けずに着工していた。県は五十住容疑者の2級建築士の免許を取り消した。 国交省は、五十住容疑者の上司だった浜松支店の1級建築士2人を業務停止7カ月と同3カ月とした。積水ハウスは「社として監督責任を痛感し、二度と起こらないよう徹底する」(広報部)としている。
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