なぜ玉木氏は山尾氏を公認したのか躍進が注目されていた国民民主党が、一転して「急落」している。7月の参院選比例代表候補に、山尾志桜里氏や須藤元気氏らを公認すると発表。これに大きな反発が起こり、以降は失言なども厳しく叩かれるようになってしまった。 今年3月に発売された玉木氏の著書『「手取りを増やす政治」が日本を変える』(河出書房新社)を編集した政治ジャーナリストの山田厚俊氏も、玉木氏に直接『完全なミスだと思う』と伝えたという。 なぜ玉木氏は、世論の反発を招く候補者の擁立に踏み切ったのか。山田氏の証言をもとに紐解いていく。 「ただ、玉木さんの気持ちもまったく分からなくはない。結党当時、政党支持率が2%以下で低迷、そこで山尾さんと一緒に党を支えてきた。彼女は憲法の方針を短期間でしっかりと策定していた。政策重視の玉木さんにとっては、そこでウマが合った相手なのでしょう」 山田氏は、玉木氏が不倫スキャン