2007年07月11日12:30 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - イタリア・マフィア イタリアに少しでも興味がある方は、必読。 イタリア・マフィア シルヴィオ・ピエルサンティ 朝田今日子訳 イタリアは、陽が眩しいだけに影も一段と深い。 本書「イタリア・マフィア」は、文字通り、イタリア・マフィアについて、イタリアを代表するジャーナリストが書いた本。ただし、本国イタリアではおそらく原著は発行されていない。それは訳本であれば必ずはじめの方に出てくる原著の版権に関する但し書きが存在しないことからも推察できる。しかし、本書は日本におけるイタリア人気にあてこんで著者なり出版社なりが作った「企画本」ではない。本書を読めば、本書を本国で出版することが命に関わることを感じずにはいられないだろう。 目次 - 筑摩書房 イタリア・マフィア / シルヴィオ・ピエルサンティ 著, 朝田 今日子 著より 第1章