安倍晋三首相は18日、神奈川県沖の相模湾で行われた自衛隊の観艦式に出席した。9月に成立した安全保障関連法に触れ、「もはやどの国も一国のみでは対応できない時代。さらなる任務を果たしてもらいたい」と隊員を激励。式典後には、米海軍横須賀基地に配備された米原子力空母ロナルド・レーガンを視察した。現職の首相が米空母に乗艦するのは初めて。 観艦式には、海上自衛隊のほか、米、豪、仏、印、韓の各国海軍も参加。首相は護衛艦「くらま」に乗艦し、「国民の命と平和な暮らしは断固として守り抜く。そのための法的基盤が先般成立した平和安全法制(安保関連法)だ。積極的な平和外交も一層強化していく」と述べた。 首相は米空母で、米海軍第3艦隊のタイソン司令官らと面会。元米大統領の名を冠した空母について「ロナルド・レーガンは日米の絆のシンボル」などと話し、日米同盟強化の意義を改めて強調した。(田嶋慶彦)
集団的自衛権の行使を容認した安全保障関連法制が成立してから19日で1カ月。国会前で抗議のうねりを巻き起こした大学生や高校生らが18日、日曜日の渋谷・ハチ公前広場で抗議行動をした。若者や子どもを抱いた家族連れ、高齢者までが広場を埋め尽くした。 主催した学生団体「SEALDs(シールズ)」の大学生らは「9月19日の強行採決の日、何かが終わったのではなく、何かが始まった」「諦めることなく、民主主義のために行動し続けましょう」と声を上げ、来年参院選に向けて、今後も安保法制に反対する学者らと連携しながら、活動を続けると宣言した。 野党各党の国会議員も登壇し「野党は共闘!」のコールが巻き起こった。ラップグループ「スチャダラパー」もゲストで登場した。
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