南スーダンの国連平和維持活動(PKO)をめぐり、政府は安全保障関連法で可能になった「駆けつけ警護」を陸上自衛隊の派遣部隊に新たな任務として付与する場合、活動範囲を首都ジュバ周辺に限定する方針を固めた。国内世論などに配慮し、派遣部隊が戦闘に巻き込まれる危険性を最小限に抑える狙いがある。 稲田朋美防衛相は8日、就任後初めてジュバを訪問し、部隊の活動内容や現地の治安状況などを確認した。視察結果などを踏まえ、派遣部隊に駆けつけ警護任務を付与するかどうか判断する方針だ。 駆けつけ警護は、武装勢力に襲われたNGO職員らを武器を持って助けに行く任務。昨年成立した安保法に盛り込まれた。11月中旬以降に交代する部隊が、9月中旬から実動訓練に入っている。 陸自の派遣部隊は現在約350人。中央、東西エクアトリアの計3州での活動が可能とされているが、2013年に起きた武力衝突の影響で、ジュバとその周辺のみで活動し
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