東京都の小池百合子知事は31日、2月2日の就任半年を前に朝日新聞のインタビューに応じ、豊洲市場の用地買収を巡る石原慎太郎元知事の賠償責任の有無について、「(再検討する方針は)私が考えた」と明かした。7月の都議選では「無党派層が動く」との見方を示し、支持勢力の過半数確保に改めて意欲を示した。 築地市場から豊洲市場への移転を巡っては、1月公表の地下水調査で環境基準の最大79倍の有害物質が検出された。小池氏は市場を巡る問題を都議選の争点にする考えを示している。 都議選で「移転中止」を打ち出す可能性を尋ねると「挑発の質問にのる段階ではない」と述べ、1月末に始まった地下水再調査の結果を見る考えを示した。 豊洲市場の用地買収を巡る住民訴訟では、石原氏に賠償責任はないとする都の方針を再検討する考えを1月に示した。この新方針の立案については「あれは私ですね。ずっと考えてきて」と明らかにした。 都議選では支