中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、パレスチナ自治区ガザ地区で取材していた記者2人が7日、イスラエル軍のミサイル攻撃で死亡した。1人は同社ガザ支局長ワエル・ダハドゥーフ氏の長男で同社記者のハムザ氏(27)。ワエル氏は2023年10月に空爆で妻と子ども2人、孫を失った。ハムザ氏は家族を失った悲しみをワエル氏と共有しつつ報道を続けたが、家族5人目の犠牲者となった。 アルジャジーラは既に複数の記者がガザで死傷しており、イスラエルを強く非難した。ワエル氏は家族が犠牲になった後も取材を続け「ガザ報道の顔」(同社)になっている。今回の悲劇を受け「長男は私の全てだった」と悔やんだ。